東九州(3-4)鹿児島市と上野原縄文の森

【 上野原遺跡と上野縄文の森 】
 上野原遺跡は、工業団地の結果、縄文・弥生時代の竪穴住居宇、縄文時代の集石・おとし穴等の遺構、土器・石器・装身具等の遺物が多数あるなど、上野原遺跡が、縄文時代から中世までの複合遺跡であることが判明しました。
 特に、縄文時代早期後期葉(約7.500年前)の壺型土器や土偶、耳飾り等767点は、国の重要文化財に指定され、また、縄文時代早期前葉(約9.500年前)の「国内で最古・最大級の定住化した集落遺跡」は、国の史跡に指定されました。鹿児島県では、このような遺跡の価値を踏まえ、遺跡の保存・課長に努めるとともに、共有の歴史的文化遺産として、次代を担う青少年の教育や県民文化遺産として、次代を担う青少年の教育や県民文化の振興、さらには観光や地域振興などに幅広く課長していただくっため、一体を「上野原縄文の森」として整備し平成14年度に開園しました。縄文の森内には、9.500年前を省庁する落葉遺跡」の遺構を見学できる遺跡保存館、竪穴住居宇などを復元した封苦言集落などのほか観察官、体験学習館、古代家具などを整備しています。また、県立埋蔵文化センターも縄文の森内にあります。
 今後、この「上野原縄文の森」が縄文時代の生活を体感・体験できる場として広く県民に親しまれ、遺跡の末永い保存・活用に役立つことを願っています。